梅雨とともに勢いづく
ドクダミも毎年「描きたい!」と思わせる植物です。葉が出て、つぼみが膨らんで、咲きたての白さの眩しいこと。でも白いのは花びらではなく総苞片です。花は上に向かって伸びる花穂に小さな黄色い花が無数につきます。咲きたての頃は蕾は淡い緑色、だんだん黄色く、そして茶色へと変化します。わーっと咲いて、わーっと枯れてしまう。勢いのある時の姿を残したく、描きました。今回は隠れ花も入っています。
色絵と線刻を束ねて
一輪ごとの美しさと群生の面白さも表現したく、色絵と線刻、2つの技法を重ねました。楽しい色絵、涼しげな線刻、両方をお楽しみください。