欧米ではXmasの植物として親しまれるヤドリギ。古くはやはり死の季節においても希少な常緑 = 生命力の象徴ということで尊ばれてきたようです。温暖な日本には常緑の植物も多く、年越しに用いられる縁起物と言えば、松竹千両万両南天ヒイラギと種類も豊富。しかし昔の北陸地方にはこんな歌が。
あしひきの やまのこぬれの ほよとりて かざらしつくは ちとせほぐとぞ
万葉集にある大伴家持(オオトモノヤカモチ)の一首です。家持はこの歌を北陸勤務時代、正月2日に行われた宴の席で詠んだそうです。
山の梢の「ほよ」を取って髪に飾り長寿を祈る。この「ほよ」がヤドリギの古名です。雪深い北陸では「ほよ」が北欧と同じように生命力の象徴とされていたのかもしれません。
生態としては、そのイクラのような実を小鳥たちが好み、粘着性の種を運び、大木の枝に落とし、そこで繁殖し、また小鳥が食む。人間の背丈およばぬところで完璧に循環している世界がまた、神の存在を感じさせたのかもしれません。
どうぞ健やかに新年を迎えられますように。
幅 :59mm
高さ:49mm
素材:ガラス(日本製)
器種:酒杯
点数:1
価格:¥50,000(税抜)
ご注意:サイズはおおよその値です。
本品はガラス製品です。
耐熱ガラスではありません。
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