七夕、水木しげる『魂の原画展』

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雨の七夕は丸一日息子と過ごす日になりました。
 
制作で忙しくしばらく淋しい思いをさせたかも(?)と、ちょっと罪滅ぼしも兼ねてのリフレッシュ。長いですが(笑)もしよかったら。
 
友達からいただいた『水木しげる魂の漫画展』のチケットを握りしめ、まずは横浜、東のそごうへ!


 
水木サンは心の師匠ですから、今までにも展覧会には足を運びましたし、境港にも数回詣でております。でも、こうして原画に触れるのは何年ぶりだろう。
 
今回の展示は、氏がごくごく若い頃の油絵や水彩から始まりました。
 
精緻で巧みな筆致、繊細で美しい色使い、ゲゲゲの頃とは全然違う作品世界。当時の新聞、「天才少年現る!」の見出しに、心底納得させられます。
 
そこから、戦前、戦後の紙芝居時代、貸本漫画時代、と時系列に画業が展開され、その人生の岐点ごとに、紙芝居を思わせる木枠付きのモニターが設置されていて、”その頃の水木サン”の漫画映像が流れます。その読み手が…!なんと!活動弁士の坂本頼光さん!サントリー美術館で酒天童子絵巻を見せてくださったあの・・・!


 
と、ちょっと興奮してしまいましたが、坂本さんは子どもの頃から「大の水木ファン」「水木マニア」として有名な方だそうです。恐れ入りました。ナレーション、ぴったり。すごくよかったです。音、もう少し大きくてもよかったなー。
 
戦記ものにもしっかりスペースを割いていて、何度か読んだはずの原稿にも思わず涙が。本当に凄まじい経験、なのに、運命的な出会いもそこにちゃんとあって、なんという人なんでしょうね、本当に・・・。
 
息子には、緻密な背景画、虫や植物の描写、森の中のツリーハウスなど、自然をモチーフにした表現が強く印象に残ったようでした。戦艦プラモにも、おおー!と吸い込まれていました。朝ドラ「ゲゲゲの女房」でも夫婦で作っているシーンがありましたね。「いい展覧会だった!すごくいいものが見られた!」と。お土産には文庫版ゲゲゲの鬼太郎1巻を選び、ご満悦。
 
小学生は無料だったので、1枚余ってしまったチケットは、初々しいカップルさんに差し上げました。喜んでもらえてよかった♩
 
お次は、息子に「ちょっとつき合って!」と、西の横高へ。
 
ガラスの先輩、木越あいさんと、ご友人の陶芸家、若林和恵さんの2人展です。若々しく気さくなお二人ですが、その作品からは成熟した大人の技術力と表現力が溢れていて、気持ちが引き締まりました。素敵でした。がんばろう。


さぁ眼福満腹になったので、鎌倉へ帰ろう、妖気漂う鎌倉へ!(笑)
 
七夕なので八幡宮に寄りました。梶の葉の短冊と鮮やかな飾り。いつもと違う彩りの、楽しい境内です。


雨に濡れた石段、濃厚に香る緑、賑やかでも静謐な空気。鯉ののたうつ池の端の向こうには、蓮の葉が生い茂っていました。


さらに鎌倉宮まで歩きます。息子は道を覚えると約束。17時をまわった二階堂はとても閑かで、キカのカウンターでまったりと過ごさせてもらいました。私はちょっと追加の仕事、息子は麻里子さん(オーナー)とお喋り。そして折り紙。
            

「ああ、今日は一日中楽しかった!」
それはよかった!
母ちゃんもとても楽しかったよ。
e… Grazie amico!